文字を嗜んでみる。
前回の台東区散策の続き。
革や、どのほか問屋さんがたくさんあるようで、
それらを職人技で活かしたかばん屋さんや、センスのあるお店が点在している
「蔵前駅」周辺へ。
私、ほんとうに都心のことに詳しくなくて、友達に声かけてもらわなかったら
どんな街かも全然知らなかった蔵前は、最近は注目されているスポットなんですね。
で、事前に下調べした時に、
「このお店はぜひ立ち寄りたい!」って思ったお店がこちら。
たのしく、書く人。
カキモリ
もう、ここからして素敵。
ノートと、筆記具を扱っているお店で、
表紙や、中紙を自分で選んで、その場でオリジナルノートが作れます。
ノート希望の方は、外で順番待ちされていて、賑わっていました。
万年筆用のインクも、自分で調合して好みの色を作れるらしく、
そこに飛びついたワタクシですが、現在、オリジナルインクの方は
仕入れの都合などから一時閉店中だそうで、残念。
いつか自分の一品が欲しいな~っと憧れる、ガラスペンを眺めながら、
まだちょっと手が出ないわ・・・とうっとり眺めるに終わるかと思いきや、
すごくちょうどいいものを見つけてしまいました!
「万年筆インク専用のボールペン」なんだってー!
ローラーボールという商品。
中に、インクが入っていない状態のボールペンを購入し、
インクは、好みの万年筆インクを選べるの。
こういうしくみ。
調合は出来ないけれど
、日本ならではの景色の浮かぶような名前のついたインクがずらり。
パイロット社の「iroshizuku(いろしずく)」というシリーズですって。
すごい悩んだ末に、選んだ色はこれ。
「霧雨」
帰宅して、早速、ボールペンにインクを入れてみました。
まずは、本体を3つに分けて・・・
この、真ん中の部分(コンバーターというらしい)の黒いところを回すと、
上から棒みたいなのが下りてきます。
次に、インクの瓶にコンバーターを立てて、先ほどと逆に回すと、
注射器のように、インクが上へ吸い上げられてきました。
ぉぉぉーぅ。(心の中の盛り上がり)
あとは、ボールペンを元の状態に戻すだけ。
ほんのちょっぴりで、、満タンになったから、瓶一本で相当使えるわ♪
書いてみました、こんな色。
薄墨のような、まさに霧雨の日の視界みたいな、ふわーっとした色。
強すぎず、でも、日常使いできそうな、初心者っぽいチョイスだよね。(笑)
色を変えるには、もう一本ボールペン買うのかな?って思ってたら、
普通に、本体を水洗いして乾かせば、他の色に使用できるらしいよ。
冒険カラーも、いつか挑戦したいから。
本体が透明なのは、入れたインクの色味自体がデザインになるからなんだって。
なにそれー、素敵すぎる。
書き味もよくって、すごく、文章を書きたくなってきた。
手紙か・・・日記か・・・。
最近手にしたものの中で、一番ワクワクしました。
本体(ローラーボール)は、カキモリさんのオリジナルのようです。
あ!そうだよ。オリジナルインク作りも年内には復活するみたいだから、
2本目のインクはそれにしたいな。
まさに、
「たのしく、書く人」
という言葉がぴったりの、とっておきの一品になりました。
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