ドイツ旅行記~シュヴァンガウ
いやはや、前回の記事投稿後、ひどい関節痛に見舞われ、一気に発熱。
流行に乗って「インフルエンザA型」発症致しまして・・・。
なんだかんだで、1週間の療養生活しておりました~。(;´д`)トホホ…
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途中からご覧の方は
*出発
*ハイデルベルグ城
*ハイデルベルク 旧市街
*シュトゥットガルト
*ギーンゲン*ローテンブルク
をご参照ください。
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さて、城壁に囲まれた小さな街、ローテンブルクのホテルより、4日目スタート。
ぇぇ・・・これ朝なんです。たぶん、6時半とかそれくらい。
真っ暗なんですよ~、朝が。
夕方も日が落ちるのが早いので、全くもってホテル界隈を散策する時間がなく。
朝食です~。
ここへ来て、初めての「プレッツェル」が登場しました~♪
岩塩?が効いてて、美味しい!
どうしても、パンが美味しくて、いっぱい食べてしまうのでした。(笑)
レストランの入り口には、お菓子が置かれていて、
「おひとつどうぞ♪」という感じ。
これ、どこのホテルのフロントにも大体ありました。
チョコレートかと思ったら、アイシング?の塊だった。甘い・・・。(笑)
ホテルに沿って、城壁が続いてるんですが、それはツアーの行程に入っておらず、
この日も、出発したら他の街へ行ってしまうとのことだったので、
集合時間までの僅かな時間にダッシュで行ってみました。
石造りの塔を登ります。
掲載の都合上、写真の明るさを補正していますが、
実際は、階段の一段先も見えないくらい真っ暗・・・。(P曲`q)
超怖かった~。汗
上の通路を歩いてみました。
数メートル先を歩いている、ちょび夫すらよく見えないし~。(ノД`)・゜・。
時間的に、近隣のお家にもちらほら灯りがつき始めてましたが、
やはり、日本の室内灯とは違いますね。
必要以上に明るすぎない感じが、なんだか素敵でした。
城壁の小窓からは、外側の街も見えます。
しばらくしたら、だいぶ足元が見えるようになりましたが、集合時間が迫ってて
ダッシュで戻りました。
この日は、朝から、ツアーで最長の大移動です。
ドイツのロマンチック街道をひたすら南下。
車で3.5時間、236キロ離れたオーストリア国境に近い街、
シュヴァンガウへ。
バスの中で、暇だな・・・と鞄を覗いたら、アイツを連れてきたことに気付き
ちょっと遊ぶ。(笑)
移動が長いので、高速のS.Aでちょっとトイレ休憩。
ドイツのS.Aってビュッフェ式になっていて、わくわくします。
でも、あくまで目的は「トイレ」なので、指をあんぐりくわえて我慢です~。
そういえば、触れていませんでした、ドイツのトイレは基本有料です。
ホテルや、レストランなどは利用者は無料ですが、
公共のトイレは、入り口に人が立っていて徴収・・・なんてこともあります。
アウトバーン(高速道路)のトイレは、こんな感じ。
改札口みたいになっていて、機械に「70セント」入れます。
座ったら「げっ!便座濡れてるし!」って焦りましたが、
自動の便座洗浄器が付いてるみたいで、毎回便座がウィーンと回転して
綺麗にしているみたいです。
ちなみに、お金を投入すると、「50セント」のサービス券が出てきて、
それは、アウトバーン内のS.Aにてお買い物に利用できます。
すっきり?したところで、さらに南下。
以前の記事にも書きましたが、日本と異なり、ドイツは南に行くに従い
気温が下がっていきます。
車窓からの眺めも、すっかり雪景色!
ぐんと冷え込んできました。
さぁて!この日の観光は、岩山の上にそびえたつ、ここの見学。
ディズニーのシンデレラ城のモデルにもなっている
「ノイシュヴァンシュタイン城」です!!!
西洋のことに疎いちょびすけでも、このお城は是非見てみたいと思っていまして。
しかも、見たいと思って行っても、一般で並ぶとチケット購入だけで
2~3時間は並ばないと入れない・・・という情報があり、
ツアーの場合は手配されているのでスムーズ・・・というわけで、
今回の旅行はツアーにした・・・のでした。
早速、バスを降りてチケット販売の場所まで行くと
うわっ!やっぱりすごい人です。 (山の中腹に見えるのがお城)
お城へは、なだらかな坂道を徒歩で30分ほど上がっていかなくてはいけません。
他の手段としては、馬車があります。
今回は、ツアーで「馬車」ってことになっていました。
これがまた・・・お城のチケット購入は、
添乗員さんの手配でスムーズだったのだけど、
馬車乗り場で、かなりの寒さの中1時間弱ひたすら待たなくてはいけなくて
この待ち時間で一気に腰痛が・・・。( ノД`)
馬車の数自体が少ないので、お馬さんがゆっくり往復するから、
なかなか進まない~。
一回に乗れるお客さんの数は11人くらい。
やっと順番が周って来ました。私たちの乗る馬は、
こんな「イケウマ」でした。(笑)
左の馬のたてがみがオスカルっぽい。(笑)
ポックリポックリのんびり揺られながら、徒歩の方に追い抜かれながら・・・
15分くらいかなぁ~、お城が見えてきました!
うぉぉおおお!遂に来た~!!!
・・・と盛り上がってみましたが、その前に昼食タイム。
馬車を降りた辺りにある、こちらのレストランです。
もう、ガッチガチに体が冷えてしまったので、
レストランで初めてグリューワインを注文。
暖まった~。グリューワイン効果を初めて実感。(笑)
給食!?みたいな、麺の入った不思議なスープ
メインは、ソーセージ。ジャガイモ添え。
ソーセージにボリュームがあるから、量的には満足なんだけど、
やっぱり、パンとかが付いてこないのにまだ慣れない。( ・ิ,_ゝ・ิ)プッ
腹ごしらえして、体温上昇しましたが、
ここからお城に入るのに、また待つんですね~。
全体が見えてきたところで、ん~?こんなだったっけか?と。
それもそのはず、
私たちが一般的に「ノイシュヴァンシュタイン城」を目にするときの
有名なアングルは、ここからじゃなかったんです。
お城の後ろ側の山に、吊り橋(マリエン橋)がかかっていて
そこから眺める景色が、よく目にするノイシュヴァンシュタイン城だったんですねぇ。
橋へは、お城脇の道を少し歩けば良いらしいのですが、
なんと、冬期は閉鎖だった・・・。ガガガ━Σ(ll゚ω゚(ll゚д゚ll)゚∀゚ll)━ン!!!
わたくし・・・全くもって、それ知らなくて。
凍結しない時期であれば、裏側に周って、こんな景色が見られたはずだった~。
。+゚(゚´Д`゚)゚+。
上の写真で、お城のバッグに見える湖はこんな雪景色の中に。
いやいやいや、贅沢言っちゃいけないね、憧れのお城を見れるだけでもね。
実は、昨年に13年間にわたる改修工事を終えたばかりだそうで、
なんとなく真新しく見えちゃって、シンデレラ城に見えてきちゃったり
しなくもないですが・・・。
こちらの門をくぐると、いよいよ敷地内です。
見えてきたー!間近にお城がぁぁぁああ!
テンション上がるわ。┣¨キ(*゚д゚*)┣¨キ
大きすぎて、全体を見渡せないわ・・・。(;゚(エ)゚) アセアセ
そしてそして、ここからまた待ちます~。
麓で購入したチケットには、整理番号が振ってありまして
自分の番号が、電光掲示板に表示されたら入場です。
ここから先は、写真撮影禁止。
入り口で、各国の翻訳音声ガイドを借りまして、聴きながら見学です。
外観は改修されて、あまり歴史観を感じさせませんが、
中に入ったらその絢爛豪華さにただただ感動。
「人工の鍾乳洞」に「セントラルヒーティングシステム」、
「温水が出る給水システム」や「各部屋に呼び出しベル」
「食事を運ぶエレベーター」・・・などなど、当時としては非常に画期的な
設備が充実していたようです。
ノイシュヴァンシュタイン城は、現在のドイツ「バイエルン州」の前身であった
「バイエルン王国」の国王、ルートヴィヒ2世が18歳のときに命じて
作り始めました。
彼が、白鳥をこよなく愛していたため、城のあちこちに白鳥のモチーフ。
また、ロイヤルブルーが好きだったようで、壁や、ベッドなど
彼は幼少時代、虐待されていた・・・という説もあり、
即位後、次第に孤立していくようになり、いつしか、極度の人間嫌いに陥り、
夢の世界に憧れる傾向が強くなっていったそうです。
中世騎士道の世界をあしらってみたり、作曲家「ワーグナー」の戯曲を描いたり
ルートヴィヒ2世の好きなもので溢れています。
本当におとぎのお城の世界観なのです。
彼は「メルヘン王」と呼ばれ、国民の反感を買っていくようになりました。
*大変貴重な、場内写真を丁寧にまとめてある方のサイトに、
掲載の承諾を頂きましたので、城内の様子をご覧になりたい方は、
こちらからどうぞ。
何がすごいかといえば、この豪華で、設備の整った城が、
国政の為ではなく、あくまで「ルートヴィヒ2世」の趣味で作られたという事実です。
(もちろん、費用は国の費用です)
麓のチケット売り場から見えるもう一つの城があります。
ルートヴィヒ2世の父親が居住
「ホーエン(=高い)シュヴァン(=白鳥)ガウ(=~の土地)城」です。
ルートヴィヒ2世は、幼い頃からここで育ち、ここから見える岩山に城を建築。
自分の憧れの詰まった
「ノイ(=新しい)シュヴァン(=白鳥)シュタイン(=石)」城が出来上がっていくのを
楽しみに眺めていたのだそうです。
彼はこの他にも、次々に趣味を反映した城を建て、浪費を続け、
やがて「精神を患っている」と非難を受けるようになり、
王位を剥奪される結果となりました。
城の建築に17年という歳月をかけたわけですが、
彼が「玉座の間」の椅子に座る日は、実際には訪れなかったわけです。
ノイシュヴァンシュタイン城は、未完成のまま。
ほどなくしてルートヴィヒ2世は、ミュンヘンの湖で、
専属の医師と共に遺体となって発見されました。
(謎の死については、陰謀説もあるようですが、暗黙の了解で触れないようです)
これほどまでに待ちわびた城も、実際に彼が過ごす事が出来たのは
たったの172日ほどだったのだそう。
城を自分の夢に留めておきたかったルートヴィヒ2世は、
自分の死後は城を破壊するよう伝えていたようですが、
結局、城が未完成にもかかわらず、
彼の死後、4ヶ月後には城は一般公開されたとのことです。
見学を通して、狂王ではあるけれど、どこかに寂しさを抱えていたのでは・・・
という彼の孤独と、その現実からの逃避を形にしたこの城が、
今となっては、皮肉にもこの地の、一番の観光地になっている・・・
ということが、なんだか切なくなりました。
ちょっとだけ、マイ●ル・ジャクソンの人生と被って思えてしまった、
ノイシュヴァンシュタイン見学となりました。
参考HP 「古城物語」 *健太郎様 リンク承諾いただき、ありがとうございました。
ドイツ日記しつこいけど続く(笑)
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コメント
ドイツに詳しくないワタシでも ロマンチック街道だけは
聞いたことある♪
憧れのお城を見るために ずっとずっと並んで待ったのに
冬季閉鎖だなんて!
なんか定休日女を思い出す~(笑)
近所にドイツパンのお店ができたんだけど
本場のプレッツェルが食べてみたいなぁ
投稿: しーぽん | 2014年2月17日 (月) 20:15
PCの調子めっさ悪くて昨日もカキコしたのにUPされずっ!!ヽ(*`д´)ノ
まぁ、気を取り直してね♪* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ
お城(*´台`*) ハアハアだぬ~ん♪
んで、大好物ソーセージなんて食べちゃった日にゃぁBeer
止まらなくなって、寒空の下トイレの心配で観光どころぢゃ
なくなる自信あり!!!!!ww
んで、お馬さん貴族っぽいよね。w
投稿: カータン | 2014年2月19日 (水) 20:17
>しーぽんさん
ツアーのみなさんと「で、実のところロマンティックってどういう意味なのかね?」って話になって。
それは移動中のバスの中で、寝ずに起きてた人にしかわからないんじゃない?だれか確認してくださいよ(笑)って言ってたけど、みんな爆睡して。`;:゛;`;・(゜ε゜ )ブッ!!
臨時休業女、いかんなく発揮でしょ?(笑)
プレッツェルってくっついてる岩塩落として食べるんだね。そのまんま食べてて、塩分摂りすぎた私~。
>カータン
ほんとビールがウハウハなのに、トイレが有料で言葉がわからないとか・・・。ガガガ━Σ(ll゚ω゚(ll゚д゚ll)゚∀゚ll)━ン!!!だよね~。
やっぱ、カータンは貴族の出身だから、こんなお部屋で育ったのかしら♡
あー、宮古のドイツ村思い出した。(笑)
宮古まもるくんがいたくらいしか覚えてないドイツ村。(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!
投稿: 住人:ちょびすけ | 2014年2月26日 (水) 15:00