紀伊半島の旅 最終日
長々と書き連ねてきた「紀伊半島の旅」日記。
本日、最終回です。(笑)
<過去記事はこちらからどうぞ>
紀伊半島の旅
*1日目
*2日目
*伊勢神宮
*3日目
*4日目
*宿坊に泊まろう!
*5日目
*5日目 奈良へ
*奈良の美味いもん処
*クラッシックホテル
さて、旅も6日目。最終日となりました。
何ぶん、また車で7~8時間かけて帰らなければならないため、
時間もあまり余裕がなく、さくっと奈良市内を観光。
修学旅行の定番である奈良県ですが、ちょびすけはなぜか来たことが無く、
初めての奈良観光。
「何みたい?」と聞かれ
「しかー!!!!!(☉∀☉)(鼻荒)」と騒いでおりましたが、
「鹿なんぞ、なんぼでも見れるから・・・」と夫くんに諭され、
とぼとぼ歩いてたら・・・
街中の交番横に、いきなり鹿 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いや、正しくは「キタ」じゃなくて「生息」だったみたい。
鹿はすっかり、柵のある公園内にいるのかと思ってたんですよ。
認識違いでした。
鹿、縦横無尽に暮らしてた。(笑)
いやいや、景色に馴染みすぎですし。
階段を上ってやってきましたのは・・・
「興福寺」です。
・・・と、まず目に飛び込んできた光景。
ん?ズーム、ズーム・・・。
鹿せんべいをたかる鹿。おばちゃんのスルーっぷりが半端ない。(笑)
お食事中の方、すみません。汗
気を取り直して(!?)観光ね。
ホテルからも見えていました、五重塔です。
高さ50.1メートル
京都の東寺の五重塔に次ぎ、日本で2番目に高い木造塔なのだそう。
「ぉぉおおおお・・・」っと、見上げながら写真を撮っていたら、
おじいちゃんに何か言われた。
怒られたのかと思ったら、
「そっちの台の上から撮るのが一番だから、そこから撮りなさい」と・・・。
目の前で再建工事中の「中金堂」の土台に上がってとのこと。
「え・・・いいの?平気?」と思いながら、結構高さがあったので、
えっちらほっと上って撮影。
「どうだー?いいだろー?」って。
う・・・うん、なんかいい感じかな?
っていうか、完全におじいちゃん入っちゃってますけど。(笑)
ありがとうね~、おじいちゃん。
「興福寺」は、710年の平城遷都の際に、
藤原不比等(ふひと)が、飛鳥から厩坂寺(うまやさかでら)を移築し、
改名したもの。
「法相宗(ほっそうしゅう)」の総本山で、藤原氏の氏寺。
創建当初は175の建物があったそうなのだけど、
その後の、戦乱による焼失や、江戸末期からの
「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)
=仏教寺院・仏像・経巻を破毀し、僧尼など出家者や寺院が受けていた特権を廃すること」
によって、塀などが取り壊され、現在残っている数少ない建物は、
再建されたものだそう。
先ほどの「五重塔」は江戸時代に、こちらの「東金堂」は室町時代に再建された
建物
興福寺と言えば・・・そう「阿修羅像」があることで有名ですね。
2009年の「国宝 阿修羅展」として、上野にもやってきて、
ちょっとした旋風を起こした阿修羅が、国宝館にあります。
阿修羅展の時は、360°から眺めることが出来ましたが、
通常展示では、壁を背にしているので、後姿は見れませんでした。
阿修羅は「八部衆」と呼ばれる仏法を護る8神のうちの一体で、
国宝館の中では、8体が横にずらりと並び、再び見ても圧巻の存在感でした。
八部衆の中で阿修羅の次に好きな
「迦楼羅(かるら)象」 (頭は鳥、体は人間)
のバッジをゲット♪
阿修羅に後ろ髪をひかれつつ、やってきましたのは「東大寺」
東大寺は、華厳宗大本山の寺院で、8世紀前半に聖武天皇が建立しました。
やはりここも・・・
フリーダムな鹿たち・・・
まずは、鹿をスルーして「奈良の大仏」を観てみなければ~。
南大門をくぐりまして
次に中門が見えてきます
中門から先は、拝観料が必要となりますので、左手に曲がって横から入ります。
見えてきましたー!
東大寺の大仏殿(金堂)が。
人と比較すると、その大きさがわかるでしょうか?
東大寺も、戦乱により2度焼失していて、現存しているのは大仏の台座の一部や、
ごくごく僅かしかないようです。
現在の建物は、江戸時代に再建されたもので、創建当時の2/3の大きさに
なってしまったとのこと。 (それでも、自由の女神がおさまっちゃうとか)
ほんとは、もっともっと大きかったんですね。
1998年に世界遺産に登録されています。
大仏殿には「観相窓」というのがあって、↑を開くと、
大仏の顔が見えるようになってるんですって。 元旦に開くそうです。
いよいよ、奈良の大仏「盧舎那仏(るしゃなぶつ)坐像」ですぞ。
ぬぉぉぉぉおおお!!!
うんとね、大仏の大きさよりも、外国からの観光の方の多さと、
あと・・・「え!?写真撮っていいの!?」ってことに驚き。( ̄△ ̄) !!
基本、仏像とか、本堂とか、写真撮影できないものって思ってたもんで。
本尊である「盧舎那仏像(るしゃなぶつぞう)」
盧舎那仏とは「宇宙全体を太陽のように照らす仏」という意味なんだって。
写真じゃわからないわー・・・大きさが。
高さは14.7メートル
中指の長さだけでも、1.1メートルもあるんだって。
顔の長さは、5.3メートル。
大仏を作るために、大仏殿建設も含め、260万人以上が工事に携わった
という記録があり、出来上がるまでに9年の歳月がかかったそう。
型を作って、銅を流し込むという、気の遠くなるような作業の賜物なのですね。
*大仏ができるまでの行程 こちら
大仏殿(金堂)には、他にも貴重な仏像があります。
「広目天(こうもくてん)」です。
*本来サンスクリット語で「種々の眼をした者」あるいは
「不格好な眼をした者」という意味だが、「尋常でない眼、特殊な力を持った眼」
さらに千里眼と拡大解釈され、広目と訳された (ウィキペディアより)
左手に巻物を持ち、右手の筆で何かを書いているようです。 こちらもかなり大きいです
日本の仏像の好きなところは、木造であるにもかかわらず、
風の表現というか、衣の質感が繊細にあらわされていて、美しいところです。
ぁぁ、見惚れるわ、この翻る衣♡
「虚空蔵菩薩(きょくうぞうぼさつ)」
*広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩、という意味 (ウィキペディアより)
高さ、7.1メートル。
「多聞天(たもんてん)」=毘沙門天(びしゃもんてん)
*仏教における天部の仏神で、持国天(じこくてん)、増長天(ぞうちょうてん)、
広目天(こうもくてん)と共に四天王の一尊に数えられる武神 (ウィキペディアより)
「如意輪観音(にょいりんかんのん)」
*観音菩薩の変化身(へんげしん)のひとつ。原則として全て坐像または半跏像
高さ、7.22メートル
そして、ちょびすけの好きなジオラマ発見!
ものすごく、細かい造りになっていて、大仏殿の中には明かりが灯り、
ちゃんと大仏も鎮座してました~。これだけで1時間は眺められそう。(笑)
他にもね、柱に穴が開いてて、みんながそこをくぐり抜けてはおおはしゃぎ。
そうそう、その穴の大きさは「縦37cm 横30cm 奥行き108cm」で
大仏の鼻の穴と大きさと同じ らしい。
通り抜けられると、願い事が叶うんだそうな。
長蛇の列だったので、断念。
海外からの観光客の皆さんが大盛り上がりでしたが、体格の良いかたは
抜けるのに結構苦労してましたよ。すごく楽しそうでした。(笑)
大仏殿を堪能して出てくると、さっきまで降っていた雨がやんで
緑が綺麗なこと!
手入れが行き届いていますね。気持ちが良いです。
あ、東大寺のHPにバーチャル観光が出来るページがありましたのに、
なかなか行けそうにないわ、という方、覗いて見てくださいね~♪
さて!お待たせしましたよ!!!
「ちょびすけと鹿のお戯れタイム」です~♪ ъ(゚Д゚)
いやぁ、ほんと人間に慣れてるのね。
近づいても、全然驚いたりしないの。
おちりがかわええ~♡
モフモフしたい、モフモフ。
・・・と、悶えていると
カメラ取り出そうと、鞄に手を入れようものなら、せっついてくる勢いです。
「は・・・はい・・・せんべい買わせていただきます~!!!( ̄ω ̄;)」
で、鹿せんべいを買った途端!
ものすごい取り囲まれてるちょびすけ。
追いやられてる~。ヒィィ(|||´Д`|||)>ィィ
1枚ずつ持って・・・なんて余裕はない。
待ちきれずに、洋服食べてるし。
しかもね、
「痛いよ!!!足踏んでるー!足踏んでるー!。+゚(゚´Д`゚)゚+。」
どけようとしても、無理。
蹄でぐいぐい来たよね、あなた。
あー・・・アザになったし。 ってか、足首太すぎよね、ちょびすけ。(;゚(エ)゚) アセアセ
食べ終わったら、あっちゅうまに解散して行ったよ。
しかし、ほんと奈良公園以外に、こんなに鹿が歩いてるとは思わなかったなぁ。
住宅地の中にも普通にいましたよ。
こうして、奈良からまた車で東京までひた走り、帰路についたのでありました。
三重県から始まった、5泊6日紀伊半島の旅。
車の走行距離は「1600キロ」を越えていましたが、
伊勢神宮、高野山、奈良の都・・・と、
日本の古代史を行ったり来たりして、大人になって改めていろんなことがわかり、
充実した旅行となりました。
お土産もこんなにたくさん!
それもこれも、犬を預かってくれた、ちょび実家と、
7日間のお泊り頑張ってくれた、この方のおかげです。
今度は、アナタの行きたいところ連れて行ってあげるからね。
気付けば、旅行に行ってからゆうに1ヶ月以上もかかってしまった旅日記。
マニアックな内容に、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
(*´▽`*)ノ
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コメント
お爺ちゃん、お手柄PRの1ショットだね✿
身近な史跡とか行くとご近所のお年寄りがお散歩してたり、あとはちゃんと案内ボランティアの方が居たりとかで耳寄り情報やら由来やらを聞けたりするよね。
全11作!!
いや~、読み応えバッチリ!!
写真も1500枚とか、とんでもない量だよね。
こないだ会った時にはまだ「読むのはあとのお楽しみ~♪」状態だったから旅話は聞けなかったんだけど、こんなことなら最初から読んでおけばよかったと今更後悔ww
ブログには書き切れない話とかも聞けたのになー。
おまけに相当な亀コメで余計な手間かけさせちゃったし(;´д`)スマーヌ
ちょび人生の勲章になるような思い出が また一つ増えたね。
投稿: 高丘の湯宿 | 2013年8月29日 (木) 10:05
5泊6日だったんだね~
もっと長く居たのかと思うくらい充実した旅だったんだね♪
お土産の量もすごーい 買いまくったね(笑)
奈良ホテルまだロビーしか入ったことないよ。
素敵だよね~1度でいいから泊まりたいな~
ていうか満室じゃなくてよかったね ホッ
それにしてもせんべいをあげるちょびさん 勇気あるー
持ってない人への態度と持ってる人への態度が
あからさまに違うから面白いよね ぷぷぷ
投稿: しーぽん | 2013年8月29日 (木) 19:35
ちょびすけ君オツカレちゃんね~!!
毎回のUP楽しみぃにしてましたぁ。(*´台`*)
凄まじい数のおさしんから画像を選び編集しぃの
歴史紐解きぃつつのUPホントおつかれちゃん♥
(*´э`)/chuッ☆
もうね、ガイドブックらねっ!!www
最後にぃ・・・・・
この辺でも普通に売ってるしるこサンドを敢えてっ!!
お土産にチョイスした意味を教えて賜う。www
投稿: カータン | 2013年8月31日 (土) 18:39
>湯宿ちゃん
おじいちゃん、首のかしげ具合がかわいいよね~♪
いやはや、記事アップに1ヶ月もかかると思わなかった~。
それほど、復習しないとダメだってってことなんだけど。(笑)
かなーりマニアックな旅をまたまたしてしまったよね。(;´▽`A``
これからの季節は、和歌山も三重も、奈良も見ごろで混むだろうなぁ!
>しーぽんさん
もうね、えさ系ってやらないと気がすまないのね。ハトマメとか。
「鹿せんべい!鹿せんべい!」って小学生のようにうるさかったワタクシデス。(笑)
ほんと奈良ホテル空いてて良かった。しかも、本館が、。+゚(゚´Д`゚)゚+。
いいねぇ、あそこ。
ぴんと背筋が伸びちゃう感じでした。
>カータン
もう前半調べた内容がうすぼんやり・・・(笑)
そんなのがあるから記事にして読み返すんだけどね。
そうそう!しるこサンド好きだから買っちゃったんだけど、
帰ってきてからマル○ツのプライベートブランドにそっくりなの売ってて、裏を見たらちゃんとご本家のだったの。
しかも、100円!?
これからは、しるこサンド食べ放題だぬん♪
投稿: 住人:ちょびすけ | 2013年9月 3日 (火) 10:45