紀伊半島の旅 伊勢神宮
さぁ、この旅の一番の目的地、「伊勢神宮 内宮(ないくう)」を参拝です。
*「外宮(げくう)」参拝の記事はこちら
通称:伊勢神宮ですが、正式名称「皇大神宮(こうたいじんぐう)」といいます。
御祀神はもちろん、皇室の祖神にあたる「天照大神(あまてらすおおみかみ)」
いわずもがな、日本の最高「聖域」です。
以前、とある方に教えていただいたのだけど、こちらには現在でも
皇室専属の「陰陽師(おんみょうじ)がいらっしゃるとのことでしたよ。
聖域のため、サンダルや極端に肌の露出した服装は避けたほうが善し・・・
のようですが、この暑さ・・・
え?そのキャミはさすがに・・・ってヤングもかなり。 ( ̄ω ̄;) アララララ・・・
この鳥居は、「旧正殿」の棟持柱(むなもちばしら)を
リサイクルして作られているのだそうです。
鳥居をくぐったら、俗界と聖界を隔てている、
長さ101.8mの宇治橋を渡ります。 (内宮の橋は右側通行です)
ここから先は「聖域」。 脱帽して、日傘にチェンジ!
はい、ちょびすけ、境界を渡っております・・・
橋の下には、「五十鈴川(いすずがわ)」が流れています。
橋を渡ってしばらく歩くと、通常の「手水場」もあるのだけど、
伊勢神宮には「御手洗(みたらし)場」というところがあり、
五十鈴川で手を清めるのが慣わしのようです。
この川は『古事記』や『日本書紀』によると、
「皇大神宮(=内宮)」を創設したとされる「倭姫命(やまとひめのみこと)」が
御裳のすその汚れを濯いだという伝説があるとのこと。
清流です!とても水が綺麗で冷たい~。
手を清めた後は、ずんずん奥まで進み、いよいよ「御正宮」へ。
写真撮影はこの階段の下からのみとされています。
思いっきり上段で撮ってる人いましたが・・・注意されますので気をつけましょう。
いやぁ・・・信心深いってほどではないんですけど、
「こ・・・この中にアマテラスオオミカミが・・・」って改めて思うと、
気が引き締まるというか、ど緊張してしまいました。
たくさんの人がいるんだけど、そこだけキリッとした空気・・・。
圧倒的な存在感を感じました、はい・・・。
静かに参拝した後は、なんだか「重役面接」が終わった後みたいな気分でしたー。(;゚(エ)゚)
さて、式年遷宮の年には、全ての建造物が造りかえられます。
「御贄調舎(みにえちょうしゃ)」
お祭りの際に供える「あわび」を調理する儀式を行なう場所
20年に一度・・・というのは、その技術を後世に伝えていくため、
常に善い状態を保って神様を祀る・・・など諸説あるようです。
「外幣殿(げへいでん)」
古神宝類が納められているそうで、鍵がかかっていますね
さて、「内宮(ないくう)」も、「外宮(げくう)」と同じく、秋の遷宮に向け
新しい「御正殿」が出来上がっていました。
現在の「御正殿」の左側の敷地に。
帰宅してから、とある記事を読んだのですが、伊勢の言い伝えでは
遷宮は時代の転換点となることが多く、神様が
「東におられる時代は平和で心豊か」
「西におられる時代は波乱、激動」
という俗説があるとのこと。
改めて地図を眺めたら、あ・・・今回は西にお移りになるのね。
うーん・・・妙に納得というか、ここ最近の情勢でと考えると
「ですよね」感が否めないよ。。+゚(゚´Д`゚)゚+。
この後は、天照大神の「荒御魂」が祀られている
「荒祭宮(あらまつりのみや)」を参拝。
ん?こちらは東側に移られるのかな?
天照大神を参拝した後は、同敷地内にある「子安神社(こやすじんじゃ)」へ
左側、小さな鳥居が供えられているいるところには
「木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)」
右側は、その父親である「大山津見神(おおやまつみのかみ)」が祀られています。
サクヤヒメは昨日の記事で登場した、アマテラスの孫である「ニニギノミコト」と
結ばれた女性です。
(この結婚の逸話には、女性からブーイングがおきそうなエピソードが・・・こちら)
せっかく結ばれた二人なのだけど、サクヤヒメが一晩で身ごもったため
「自分の子じゃないかも!?」とニニギノミコトに疑がわれ(神話ってすごい・・・)
悲しんだ姫は、殿に篭り鍵を掛け、火を放ちその中で3人の神を生みました。
サクヤヒメは、この逸話から「火の神」として富士山に祀られています。
*先日、世界遺産に登録された「富士山本宮浅間大社」の御祭神になってます
火の中で、3人の神が生まれましたが、
一番下が「山幸彦(やまさちひこ)」という神様で、山幸彦の孫に当たるのが
初代天皇の「神武(じんむ)天皇」にあたるのだそうです。
*神武天皇が即位したのが、現在では建国記念日となっております。
いやはや、面白いですね~・・・。そこから今上天皇に繋がっているのだから。
皇室の系図を見てみると、不思議な感覚になりますねぇ。
辿っていくと、神話の世界にたどり着くわけですから。
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さて、神話の話でごっちゃになってきたところで、旅日記に戻ります。
門前にある「おはらい町」を散策。
お!「赤福」の本店がありました。
名物「赤福氷」は長蛇の列。
以前、違う支店で食べたことがあるので、今回はパス。
酒屋さん発見。
こちらのお酒は、神社に奉納されているの見たことあるかも。
カウンターで立ち飲みできたんだけど、二人ともドライバーだったので、断念。
景観を守ったこんなものもありましたよ~!
こう見えて「ファミリーマート」です。
お昼ごはんは、名物「伊勢うどん」に。
釜揚げうどんに、甘辛いしょう油がかかってます。
初めて食べるうどん食感だ!
讃岐のようにコシがある感じではなく、
かといって武蔵野うどんみたいにむっちりでもなく。
うどんの表現としては使ったことのない「ふわふわなんですけどー!」って感じ。
好きかも!伊勢うどん!!!
おはらい町の中に小さな横小路がありまして。
「おかげ横丁」といいます。
ここでは、事前チェックしてあった気になる存在がありました。
その名も「おかげ犬」!!!
江戸時代に伊勢神宮参りが大流行し、全国各地から参拝に来ていたそうなのだけど
病気などで行かれない人は、他の人に代理で行ってもらったりする風習があったらしい。
で、その役目を「犬」に託す人もいたらしく、首に伊勢までのお金を結びつけられ、
犬単独で伊勢に向かったんだって。
途中で遭遇した人は、その犬の世話をしては代金を袋から貰い、
また逆に労ってお金を入れてくれる人、重かろうと両替をして軽くしてくれる人もいて、
途中から一緒に連れて行ってくれたんだそう。( ノД`)ヤサシイ
日光あたりで、実際に伊勢神宮のお札を首につけてもらって戻ってきた犬が
目撃されているようで、実際にあった話のようです。
絶対買おうと思ってたので、「おかげ犬守り」ゲット。
我が犬のお土産に買ってきましたが・・・
興味なし。(笑) 散歩バッグにしたためてます。
あとは、きゅうりなんぞ食べて。涼んで。
駐車場へ戻るのに、五十鈴川に沿って歩いてみました。
のどかだなぁ~。
ぼんやりしたくなるね。する時間なかったんだけど。(笑)
夏休みに入っていたので、地元の高校生たちが川で遊んでる光景が、
実に和みました♪
うわわわわー・・・まだ2日目がまとまりきらなかった。Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
またまた続く~!
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コメント
涼しそうだけど、やっぱり猛暑で暑いんだねぇ。
私もいつかお伊勢さんに行ってみたい!
おかげ犬の話は初耳だけど、
ちゃんと帰れたのかなぁ。
ムクちゃん、かわいい♪
久しぶりのご対面で甘えん坊になっている!
私は赤福はあのヘラでいっぱいすくって
大人食いするのが好き
投稿: ぐらっち | 2013年8月 5日 (月) 17:05
ふむふむ なるほど。
昨日まで行く気満々だったけど
もうちょびさんのブログ見ただけで
行かなくても大丈夫かも・・
って思えてきたよー(笑)
いやいや この目で見てこの口で食べねば!
投稿: しーぽん | 2013年8月 5日 (月) 18:33
ちょびすけ君、どんだけ勉強してんのよ!!w
パワースポットってぇのはやはり歴史の上に
あるんだぬーん。
ワタシもね観光地で結構な割合できゅうりの浅漬け
食べてます。w* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ
投稿: カータン | 2013年8月 6日 (火) 14:53
>ぐらっちちゃん
うん、暑かったわ~。
でも沖縄と一緒で、海が近いから、夜は涼しかったかな。
赤福、へらごと食べるの好きだから、もっと枚数入れてほしいのは私だけ?(笑)
>しーぽんさん
私は、内宮より、外宮のほうがぉぉ!って感じだったかな。
人が多くて、思ったより観光っぽくなっちゃうよね。
朝早くがお薦めかもです!
>カータン
行く前にガイド読んでも全然???なんだよね。
なので、帰ってきてから復習するとめっちゃ面白くて。
暑い時のきゅうりの水分は、ビール一口目に匹敵する美味さだよね。(笑)
投稿: 住人:ちょびすけ | 2013年8月10日 (土) 14:13
伊勢うどんもおかげ犬も甘えるむくちゃんも気になるけどっ!!(←いや、その前に内宮だろ)何よりも目を引かれてしまったのはちょびすけがきゅうりを貪る写真の上の「さめのたれ」。
なに?
投稿: 高丘の湯宿 | 2013年8月27日 (火) 16:20
>湯宿ちゃん
さめのたれ!
そういや、私も良くみなかったな~っと思って検索してみたら、
さめの天日干しした、干物のことだって~。
投稿: 住人:ちょびすけ | 2013年8月28日 (水) 23:28