紀伊半島の旅 クラッシックホテル
紀伊半島の旅、5日目にして奈良県にたどり着いたちょび夫婦。
道中、宿は観たい場所の立地条件を優先して選んだのですが、
唯一、奈良での滞在は、「このホテルに泊まりたい!」という希望で。
奈良公園の一角にあり、創業明治42年(1909年)という、
100年以上の歴史のある「奈良ホテル」です。
画像左側は新館ですが、右側は当時の建物のままだそうです。
「西の迎賓館」と呼ばれ、過去宿泊された方々をざっと見ても、
そうそうたる顔ぶれです。
乃木希典大将、アインシュタイン、チャールズ・リンドバーグ、チャップリン、
愛新覚羅溥儀、ヘレン・ケラー、マーロン・ブランド、ローマ法王、鄧小平
オードリー・ヘップバーン、ダライ・ラマ14世 などなど・・・
扉を押して入った瞬間、タイムスリップしてしまったかのような空気。
なんてクラッシックなホテルなんでしょうか~!
しかも、一番最初に目に入ってきたのが、階段手すりを拭いている方が・・・
(上の写真の階段踊り場にちらりと映ってる)
わー!わー!メイドさん!? (うろ覚えなイラストですみません。こんな感じでした)
シンプルだけど、清楚で可憐な、品のある水色の制服の方が
お掃除してて、ちょびすけ悶絶。 (☉∀☉)ムッハー♡
ベッドメイキングをしていたメイドさんは、おばあちゃんだった♪素敵だったなぁ。
見ると、フロントの方も、ベルボーイの方も
とてもハイセンスで、クラッシックな制服に身を包んでる・・・かっこいい~・・・
創業当時からの制服なんだって。
興奮気味でチェックインしようとしたら、ありえないことが発覚。
一日間違えて予約を入れてしまって、宿泊日が前日になっていたとのこと!
ガガガ━Σ(ll゚ω゚(ll゚д゚ll)゚∀゚ll)━ン!!!
しかも、何度もお電話くださっていたらしいのだけど、
これまた、楽○トラベルで予約したため、登録住所と電話番号が自宅になっていたのです。
当然、連絡取れず、連絡しないで来ない・・・という状況だったわけです。
とにかくひたすら、申し訳ありませんとお詫びし、泊まれなかったらどうしよう・・・と
落ち込みましたが、嫌な顔一つせず、部屋を手配してくださいました。
大変ご迷惑をかけたにもかかわらず、神様のような対応・・・ありがとうございました。( ノД`)
階段、廊下・・・とにかく酔いしれてしまいそうな空間。
この、和風シャンデリアは、ヘップバーンが絶賛してお気に入りだったそう。
ご厚意で用意してくださったお部屋は、希望していた本館(昔からある建物)。
天井が高く、扉も大きくて重厚感があります。
扉の上に小窓がついてるデザインも素敵。
写真で一目惚れ、泊まってみたい!って思ってたお部屋のまんまでした。
客室の天井も高く出来ています。
うかがったところ、水周り(シャワールーム・洗面・トイレ)以外は、創業当時のままとのこと。
ガラスも、分厚くてちょっとゆがんで見えるような、昔のままのガラス窓。
うっとりため息・・・。
はい、撮影タイムはいるよね、ときめきシャッタータイム。
大正3年に設置された、スチーム暖房
アメニティまで素敵♡
なにこれ、ちょびすけのくせに絵になる!?マジック。(笑)
浴衣はもちろん、鹿柄。
客室の調度品一つ一つもそうでしたが、館内全般に歴史を感じます。
2階吹き抜けから望むロビー
階段踊り場にある銅鑼(どら)は、昔、朝食の時間を知らせたりするのに使っていたそうな。
吹き抜けの片隅で、気取ってみる、的な写真。(笑)
ロビーラウンジまでもがこんなに落ち着いた雰囲気。
このラウンジ内には、アインシュタインが弾いたというピアノがあります。
こちらのホテルでは、1泊朝食つきのプランにしていました。
夕飯は商店街にある「よばれや」さんで頂き、
さてさて、翌日、朝食を頂くため、券を持って食堂へ。
ぬぉっ!(;゜Д゚i|!)
なにこの「きちんとした」雰囲気。
建物だけじゃなく、宿泊しているお客さんまで皆さん、きちっとしてる~!
優雅で、品の良さそうな方ばかり・・・。
「え!?ちょっとドレスコードとかない?大丈夫?」みたいな。
もう、いつもはビュッフェ形式のホテルとかしか泊まらないんで、ど緊張。
ぉぉぉ・・・窓から興福寺の五重塔が見えるよ。┣¨キ(*゚д゚*)┣¨キ
朝食は和・洋のどちらかを選びます。
夫くんは和を選んだので、和食のセットが運ばれてきました。
洋食はコースになっていて、いくつか自分で選ぶようになっています。
フレッシュジュースに、スープに、サラダ・・・。
シリアルをチョイスしたら、小さな器に非常に品の良い量盛られてきまして、
「ん?両端、ナイフとフォーク・・・」
目線の先にスープ用の丸いスプーンと、小さいスプーンがあったので
「これでいいんだよね?」と夫くんに聞いて、
小さいスプーンでシリアルを食べました。
器を下げに来たボーイさんが
「あっ・・・ティースプーンをお使いでしたら、新しくお持ちいたします・・・」
Σ( ̄ロ ̄lll)
て・・・てぃー・・・すぷーん・・・???
オーマイガー!!!(´Д`;≡;´Д`)
アテクシ・・・アテクシ・・・ティースプーンデ シリアル タベチャッタ ヨ・・・(涙)
もうね、恥ずかしすぎて、穴があったら入りたかった、いやほんと、真面目にね。
でも、シリアル、ティースプーンデ3口くらいの量だったんだよ。ぐすん。
その後、運ばれてきたオムレツがまた、美しいこと。
もう、顔面引きつりまくりのアテクシ( ̄ω ̄;)
一番楽しみだったのは、ホットケーキ!
パンケーキじゃなくて、ホットケーキなのね。
なんか老舗らしい感じで、ときめくわ~♪
ある意味、懐かしい感じの、いたってシンプルなホットケーキが美味しかった~。
そして、このオサレなジャムも、ハードルを上げたよね・・・(*´Д`*)
子供だったら、絶対に持って帰りたい系 ( ゚д゚)ホスィ…
はぁ~、いい経験でした。
こんなクラシカルなホテル、初めて泊まったかも。
従業員の方のサービスも徹底していて気持ちがよく、
清清しさすら感じる老舗ホテルでした。
なんとまぁ、これで朝食のお値段抜いたら、1万円以下だったってのが驚きです。
あー、たぶん、奈良県出身だったら、
「結婚式は是非奈良ホテルで!!!」って思ったかもなぁ。
ほんとに、泊まってみてよかったと思ったホテルでした。(≧∇≦)
次回、いよいよ、旅日記最終回~!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
痛恨のしくじりっwwwww
でも泊まれてよかったね~。
これアウトだったらせっかくの旅が尻すぼみになるところだった!?
まぁ、それならそれで別のアドベンチャー体験ができたんだろうけど( ゚艸゚)・;'.、ブッ
奈良と言ったら鹿!
鹿と言ったら。。。。♪まる~い~鹿せんべ~♪ だよね。
もちろん、食べたんだろうな(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
投稿: 高丘の湯宿 | 2013年8月27日 (火) 17:35
チョーーーー素敵やん♪(*´台`*) ハアハア
なんか昔の文豪とかがさ、執筆とかしちゃったり
したんだろうね♪
クラシコォ~な奥ゆかしさにネェさんおしっこちびりそうに
なったけど、妹はほらぁ、ティースプーンでさぁ
シリアルいっちゃったからさぁ
おあいこっ!!(爆)
投稿: カータン | 2013年8月27日 (火) 20:03
>湯宿ちゃん
ほんと危うく、寺に駆け込まなくちゃいけないところだったよ~。
たまたま空いてたからよかったものの。
大反省・・・。。+゚(゚´Д`゚)゚+。
鹿せんべい、食べるも何も、持った瞬間取り囲まれて
あげるというより「遠くへ投げる」って感じだった。(笑)
>カータン
貴賓室とかもあるのかしら~?
部屋は違うけど、あの廊下や、食堂にチャップリンやアインシュタインがいたのかと思うと、胸がいっぱいになるよね。
もうね、朝食の光景「えっと・・・皇族の方では・・・」って感じ。
テーブルマナー甘く見てたね。淑女失格だね。(笑)
投稿: 住人:ちょびすけ | 2013年8月28日 (水) 23:51