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2011年10月12日 (水)

期待以上に「現代アート」!

弘前で異国情緒を堪能した後は、この日の宿泊地である

奥入瀬(おいらせ)方面へ車を走らせました。

 

ホテルにチェックインする前に、JRのポスターで見て、

絶対行きたい!と思っていた「十和田市現代美術館」へ立ち寄りました。

ん?ちょびすけがアート?

秋ですから・・・ゲージツの秋ですから。( ̄ー ̄)ニヤリ 

 

建物の周りにも巨大な作品が点々と並んでいて、

遠くからでも、こが美術館だというのがすぐわかりました。

入り口で一層に目立っていた作品。

Dc1009113                 チェ・ジョンファ 『フラワー・ホース』

 

Dc1009115                      椿 昇  『アッタ』
                  *ちょび夫、巨大アリに襲われる、の図

          

この辺りは、無料で観れちゃいます。

早速チケットを購入して中に入ると、一番最初の展示室に

ちょびすけの本命がいきなり出現!!

Dc101025                撮影禁止なので、ポストカードを購入

これです!これこれ!!

ヲイラがずっと前から気になっていた「ロン・ミュエク」という

オーストラリアのアーティストによる『スタンディング・ウーマン』と言う作品。

とにかく、想像を超えるリアリティと巨大さ、です。

 

日本で少し前に話題になっていたのですが、本物と見まがうそれらは

異様に巨大だったり、逆に小さかったり・・・。

遠近感がわからなくなるような、不思議な感覚に陥ります。

この『スタンディング・ウーマン』も、リアリティのある熟年女性の体型、

足や、手に浮かんだ静脈瘤・・・ストッキングや髪の質感に至るまで、

今まさにしゃべりだしてもおかしくないくらい。

「うーん・・・ずっと一日眺められるかも・・・」

「でも、いきなり話しかけられそう・・・」とブツブツつぶやくちょびすけ。

ずっと観たかった、ロン・ミュエクの作品をまさか青森で観るとはなぁ!

*ロン・ミュエクのほかの作品は こちら

 

なんだか、一番好物な物を食べ終わっちゃった感があったんだけど、

思っていた以上に他の作品も面白くて楽しめました。

外にある展示物も豊富で、ちょっとした広場になっているから

子供だって遊べちゃいそう♪

Dc1009117                  ちょっと浮いてる風が可愛い。(≧∇≦)

 

Dc1009124                      結構、大きいのですよ~。

 

Dc1009135

 

Dc1009134

あまりに愛らしかったので、手を出してみたら・・・

 

Dc1009129

喰われました・・・。(笑) じゃれてるんですね~・・・友達になろうとしてるんですね~

  

マシュマロマンみたいなのも見つけました。

Dc1009142

Anigif

溶けちゃったのかと思ったら・・・

「ファットハウス」と「ファットカー」なのだそうで・・・。

( ´・ω・`) <チョビスケノ ハラノアタリノ ニクッポクテ ガーン ナノダ。

 

さて、もう一つ。

これはまったく予想外で開催されていて、本当に本当にラッキーで感動した

企画展示がありました。

Dc101027

『加藤 久仁生』展です。

名前でピンとこないかも知れないけど、

2009年のアカデミー賞で、日本人初の「短編アニメ映画賞」を受賞した

『つみきのいえ』という作品を

作った方です。

 

原画や、ラフや、ちょっとしたスケッチなどが展示されていたのだけど、

どうしたら鉛筆一本でこんな緻密な絵を、さらさらとメモするように描けるんだろう!

・・・と、どれをとっても感心するばかり。

 

アニメーションのワンシーンを描くのに、何枚ものトレーシングペーパーを使い、

輪郭、影、色・・・何段階も重ね合わせて製作されていく様子も圧巻でした。

これはもう、図録は絶対買おう!と、↑を購入したわけですが、

図録の中も、独特の世界観を工夫されて作られていて、感動しました。

 

カーテンで仕切られた小部屋で『つみきのいえ』を流していたので、

座ってゆっくり見入ってしまったのだけど、

ぐーっと引き込まれ、台詞も無いけれど思わず「うぐぐっ・・・。(゚うェ´。)゚ 」と

こみ上げる物があり、他の方もいたので堪えちゃいましたが。

前の席に座っていた夫くんは、思わず目をぬぐっていたので、泣いてたのかな?

 

この日はまさに10周年の「結婚記念日」の当日だったので、

ふいにでしたが、この旅行で二人揃ってこの作品を観られたことは、

意味があったかな・・・と思います。

 

水に沈んでいく町で、一人で暮らすおじいさんの物語です。

皆さんもぜひ、お部屋のTVの電源を切って、

静かな気持ちで『つみきのいえ』ご堪能ください。

携帯の方は こちら

企画展示 「加藤久仁生 展」は、十和田市現代美術館にて
         
2012年1月9日まで開催されています。

 

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コメント

後半は晴れて良かったね~♪
夜行列車興味津々だったんだ~やっぱり揺れるからなかなか寝付けないよね・・。
駅弁のくだりはホントにハラハラ~もうこわいよチャレンジャーだよちょびすけよ・・・・
つみきのいえは、友人がROBOTに居たこともあって、何度か見たことがあったけど、改めて見るとやっぱりジーンときちゃうね。。

改めまして10周年おめでとう!!!

投稿: ぴと | 2011年10月13日 (木) 01:37

>ぴと
いやいや、妖怪雨降らしだからこのあとも・・・(笑)
さすがにね、12時間寝ながら揺られてたから、
翌日昼過ぎまで、そば屋でいすに座ってても体がゆらゆら~。
船乗ったあとみたいな感じだったよ。
ROBOTにいた友達がいるなんてすごいね~!!
カールじいさんといい、なぜ「先にばあちゃんが天国」設定が多いのかしら・・・。絶対女性の方が・・・( ̄ω ̄;)
夫くんにも、私が先に逝ったら毎日おじいさんみたいに、ワイン飲み放題、フォークとナイフでご馳走食べなよ!って言っといた。
え?そうじゃなく?(笑)

投稿: 住人:ちょびすけ | 2011年10月14日 (金) 11:14

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