さんさい!ばんざい!
連休〆の週末は、福島県に行ってきました。
友達が親戚のお家に行く予定で「一緒にどう?」と誘ってくれたので、
お言葉に甘えて。
こちらのご親戚からは、沖縄に住んでいる時期に毎年、
庭になっている柿で作った干し柿や、新米を季節ごとに送っていただいて、
沖縄にいながら「季節感」を味あわせていただいていました。
春、夏、秋・・・と美味しいものがいっぱいで、
帰京後、何度か遊びに行く話が出ていたのだけど、スケジュールがなかなか
あわなくて行けずじまいで。
今回は、すぽんと予定が合ったので、一緒に連れて行ってもらいました♪
上野駅から、常磐線の特急に乗って2時間半くらい。
「いわき」へ。
この季節のお楽しみといったら!(✪ฺܫ✪ฺ)
というわけで、山菜採りに連れて行ってもらいました~♪
車でちょっとした山へ入るんだけど、
途中で、「山菜目撃情報」を教えてくれた、親戚のおばあちゃまをピックアップ。
畑で作業していたおばあちゃまは、だいぶ腰が曲がっていらっしゃったのだけど
車を降りるなり、ものすごいシャカシャカと歩き、
「ほれ、あそこにもあっぺ?たくさんあっぺ?」と
指さしてくれるんだけど、
「どこ!?どこどこ!?」と、緑の草しか見つけられないちょびすけ。
・・・すごい。やっぱ山菜採りの名人は違うね~。(*`▽´*)
名人おばあちゃんの後についていくと、お休みしている水田の脇の急斜面。
「ここいっぱいあっぺ?」
指差された場所に、あるわあるわ!ワラビがニョキニョキ。
上のグルグルしたところが開きかけちゃってるのはダメで、
手で簡単にポキッと折れます。
長い棒で、なにやら枝から何か採っているなぁと思ったら
「たらの芽」です~♪
はしゃいで写真撮っている間にも、名人達はものすごいスピードで
ワラビ採ってました。(笑)
ちょびすけが数本のワラビを片手に写真を撮ろうとしたら、
「ほれ、これ持って撮ったら?」と、ものすごい束を渡してくれました。
(ぇぇ!もうこんな採ったのぉぉぉぉおおお!?ヽ(゚ロ゚;)キェーッ)
人が採ったワラビを「我が物顔」で持ってるヲレ。(爆)
もうね、夢中になっちゃって、
探してる間に道に迷っちゃうって話聞くけど、わかります。
頭の中、ワラビ・・・ワラビ・・・ワラビ・・・。
ちょっとした草むら見ると、ワラビがあるような気がしてなりません、今でも。(笑)
あっという間に、キロ単位のワラビ収穫。
ずしっと入ったビニールが5袋も!!
お家に帰って、ワラビの下処理の仕方を教わりました。
まずは、先っちょのグルグルのところは食べないので、
一本一本しごいて取ります。
ものすごい量あったので、思わず友達と無言になって作業。
沖縄のおばぁが、もやしのひげ取ってるみたい。(*` 艸 ´)プッ
ちょびすけは結構、こういう地味な作業を続けるのが好きなのです♥
先端を取ったワラビは、アク抜きするために
「灰」をふりかけて、上から熱湯をひたひたに注ぐだけ。
熱湯が冷める頃には、水がメロンソーダみたいなグリーンになってます。
その頃にはアクも抜けてるので、さっと湯通しして、頂きます。
マヨネーズとお醤油をちょろりとかけて食べると、シャクッとした歯ざわりのあと
独特のぬめり感があって、美味しい~!!
他にもこんな山菜たちが~♪
「こしあぶら」と「たらの芽」はやっぱり天ぷら、揚げたてを塩で食べるのが最高!
初めて食べる山菜もありました。
親戚の方が、雨降る中バイクで、もうちょっと奥の山まで行って
採って来て下さいました。
これまた袋にいっぱい!
地元の方は「しとぎ」と呼んでいるそうです。
形から「もみじがさ」とも言うそうで、新芽の部分を摘んで食べます。
軽く熱湯にくぐらせた後水気を絞り、塩を軽く振って、ジップロックなどで
一晩起きます。
ほんのり塩漬けになっているので、そのまま食べます。
これが絶妙なシャキシャキ感で、ほろ苦くてハマリました!
山の中にこんなに美味しいものがたくさん溢れているんですね~。
被災地以外は、TVも通常モードに戻って、
情報は報道の時間しか流れませんが、
被災地では今でもTVの下に常にテロップが流れていて、
地域の生活情報(がれきの受け入れ場所・ごみの収集・給水場所など)が
出ています。
新聞やテロップで毎日の各地域の放射線量が
発表されていて、いわき市は、数値からも心配するほどの放射線はありません。
それでもやっぱり、こういった山の幸を
「今は、やたらとあげても、気にする人もいるだろうから・・・」と
気遣っている地元の方の話を聞いていると、胸が詰まる思いです。
自然のものを食べて、慎ましやかに生活してきた人たちが、
今こんな思いをしているのか・・・と。
大丈夫なものは大丈夫なのにね。d(`д´*)
採れたて山菜に舌鼓をうちながら、いわきの夜は更けて行くのでありました・・・。
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コメント
そうそう! おすそ分けしてもらってたよね~エゴマとか♪
山菜採りなんてめちゃくちゃうらやましい~
ワラビにたらの芽がわんさか!
茹でた色もすごくきれいでおいしそう~♪
島根に居た頃や京都居た頃は春になったら採ってたけど
なんか懐かしいなぁ
やっぱいいね! 季節が感じられる食べ物が採れるって。
それなのに・・福島のことを思うと苦しくなる・・・
早く安心して普通の生活ができるといいよね。
投稿: しーぽん | 2011年5月11日 (水) 22:16
これらの山菜を見るとやっぱり内地を思い出すなあ、、
「野菜」とは違う独特の感じがあるよね。
たらの芽のてんぷらを塩で!「ヤバいいね!」
そうだよね、山のものを食べながら暮らしている人のことを考えたら胸がギュッとなってしまうね。。
投稿: buzz | 2011年5月11日 (水) 22:30
>しーぽんさん
採りたての差が出るのが山菜系ですよね~。
私は、こういう場所に親戚がいないので、すごく貴重な体験でした~。
ポキポキ採るのも快感で。(笑)
しかも、地元の方は天ぷらの揚げ具合もサクサク上手で、
お酒進んじゃいました♪
ほんとね・・・普通に生活していると、目に見えないから
実感湧かないし、しょっちゅう情報が変わるから、普通に自分達用に山に採りに行ってる人たちは、困惑しちゃいますよね。
>buzzくん
独特の苦味がね、野菜じゃない感じだよね。
この苦さを旨いと思えるのと、天ぷらを塩で・・・っていうのが
大人じゃん!って感じよね~。(*´∇`*)
モリモリ食べながら「放射能~」っていいつつ、
「1キロ食べるわけじゃなし」「だよね!」って感じで。
もちろん、毎日の放射能量をチェックしての話なんだけどね。
福島は、ほんと長期的に大変だな・・・と痛感したよ。
投稿: 住人:ちょびすけ | 2011年5月12日 (木) 11:39