ピンクの勘違い
ここのところぽかぽか陽気。
「緋寒桜」のため、桜前線が島の北から南下してくる沖縄は、
お花見シーズンのピークを過ぎ、那覇あたりの桜が
只今見頃です。

内地のように、いわゆる「桜並木」みたいなのはないので、
公園などにちらほら咲いています。
木によって、微妙に色の濃さが違って綺麗です。


ところで、この時期いつも、車で国道58号線を走っていると、
才オォ(。゚Д゚)ォオ才 と、ついつい目をひいてしまう景色が
あります。
某車のディーラーさんの前に、見事なピンク。

毎年毎年、「うわぁ~!この桜綺麗だね~!」と言いながら
通り過ぎていたのだけど、ちょっと間近で見てみようと思って
カメラ片手に行って見ました。

(・д・)ジーっと見とれていましたが、
「ん?なんだか花が桜っぽくないぞ・・・」

みっちみちでボンボンみたい・・・。
幹になにかくくりつけてあったので、よく見てみたら
この木、桜じゃありませんでした! (゚д゚)<あらまっ

沖縄の街路樹によく咲いている黄色い花の「イッペー」の
桃色バージョンらしいです。
Σ(゚Д゚;エーッ!
何年も勘違いしてました。ずっとずっと桜だと思ってた。
やっぱり車ばっかりで移動していると、
いろいろ見逃しちゃいますね。
黄色いイッペーも街路樹であちこち、満開ですよ。

それにしても、このモモイロノウゼンは見事です。
ゴザ広げて、お団子でも食べたいくらい。(国道沿いで?笑)
そろそろ散り始めているみたいなので、58号を那覇から
北へ向かう際は、是非探してみてくださいね。
※ヒントは那覇市と浦添市の境界あたりです。

内地の皆さんも、あともう少しで桜の季節ですね~。
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コメント
ちょびさん、おかえりんこ♪
、黄色も綺麗だけど、このピンクもいいね!
この木!!知ってる~!!この前名護の桜を観に行く途中
「すごく綺麗に咲いてる!桜~!?なんだか違うような感じもするけど~。」
って何の木なのか気になってました。
イッペーの木なんだ~
スッキリしました♪なぞ解き、ありがとぅ~
投稿: ぱぴ子 | 2009年2月13日 (金) 18:49
ピンク・ピンク・春~!!を見せていただき、
スギ花粉の憂鬱が吹っ飛びました。
ちょびさん、ありがとう!!!
投稿: 松竹梅 | 2009年2月13日 (金) 22:37
わぁ~ちょびすけさんも!!
(ブログ友達も同じ場所で同じ花をupしてたので。。)
でも同じ花でも色が違って見えるから不思議~。
こういうちょっとくすんだピンクの色って昔から好きだわぁ~。
モコモコ感も大好き!生で見たい、実物見たい。
うぅ~那覇方面に行きたーーーい!
投稿: ちぃ姉 | 2009年2月13日 (金) 22:53
イッペー自体知らないんだけど、このボンボンみたいなひとつひとつ丸くまとまってるのがスゴイ(笑)!
でもこれだと遠目で桜に見間違うはずな。
東京は今日春一番が吹いたとか。
陽気も暖かくなったりアレだったりであっちの桜も狂い咲くかもよ。
この木の全体的な花の着き方も絶妙なバランスじゃね??
投稿: buzz | 2009年2月13日 (金) 22:58
>ぱぴ子さん
ゴッパチ走ってると、絶対「あっ!」って目が行っちゃうよね~!
そう、桜じゃなかったのですよ~。
黄色いイッペーでこんなにもっさり咲いてるのってあんまり見たことないよね?
>松竹梅さん
あ・・・花粉。
そうですよね、春の到来って花粉症の方にはアレですよね~。
私もソメイヨシノが恋しいので、このピンクにはハートを射抜かれています。(´∀`*)ウフフ
>ちぃ姉さん
お友達も記事にされてたんですね~。
今時期は、下で写真撮られてる方たっくさん見かけるので、お友達もいらしたかも!?
このモモイロノウゼンさん、毎年この状態で満開ですので、是非是非!
あ・・・でも南下してくる時は、ちょうど高架線のところにあるので見えづらいかと。
帰り道でご堪能ください。
>buzzくん
今時期、街路樹に黄色い花が咲いてたらそれが「イッペー」だよ。
でも黄色いのでこんな咲き方してるのは見たことがないよ。
そうそう、この枝つきとか広がり方とか
すんばらしいよね。
おかげで、隣のディーラーが輝いて見えるよ。(笑)
この時期だけね。( ´,_‥`)プッ
投稿: 住人:ちょびすけ | 2009年2月14日 (土) 11:29
うん これ毎年きれい~って思って通勤途中見てたんだけど
写真撮りに行った翌日琉球新報に出ちゃってた!!
それこそ ガーン。
あの名前の札も急きょぶら下がったような・・
新聞に出てから毎日カメラや携帯持ってる人が立ってるよ。
だから来年のネタにする(笑)
モモイロノウゼンって知った途端 職場の窓から見えるとこにも
宜野湾の裏通りにもあちこちあるんだね・・
でもココのが一番立派。
ほんとボンボンとカワイイよね♪
投稿: しーぽん | 2009年2月14日 (土) 22:16
>しーぽんさん
新聞に載ったんだ~!
通りで今年はやけに写メ撮ってる人がたくさんいるなぁって思ってたの。
しかも、説明書きも今年からなんだ。
付いてから行ってよかった・・・何の花やら・・・
で帰ってくるとこだった。
最近高い場所から眺めないから、あちこちに・・・っていう景色に出くわさないなぁ。(笑)
投稿: 住人:ちょびすけ | 2009年2月15日 (日) 11:52
初めまして。イペーの検索をしていて迷い込みました。
この10数年来、ジャカランダやイペー(私にはラパーチョ・アマリージョやラパーチョ・ロサードの方がぴったりなのですが)の研究をしている者ですが、これまでこのように見事な花付きのラパーチョ・ロサードを、何例見たでしょうか…
その故郷、アルゼンティンでそれこそ膨大な数のラパーチョ・ロサードを見てきましたが、このような花付きの事例は、五指にも満ちませんでした。
鹿児島在住で土地不案内なのですが、正確な場所が判りましたらご教示いただけないものでしょうか。唐突で申し訳ないのですが、宜しくお願い申し上げます。
投稿: lapacho427 | 2009年2月23日 (月) 21:39
お騒がせしました。琉球新報2月4日の記事で、所在が「浦添市勢理客の新沖縄スバル浦添店前」と判りました。
お手数を煩わせたかと思います。すみませんでした。
投稿: lapacho427 | 2009年2月24日 (火) 17:51
>lapacho427さん
迅速にご回答できず、すみませんでした。
新聞に詳細が載っていたのですね。
ご研究されている方から見ても、そんなに枝振りのいい珍しい木が沖縄にあるなんて、なんだか嬉しい限りです。
いつか是非是非、満開の季節に実際に鑑賞してみてくださいね。
コメントありがとうございました!
投稿: 住人:ちょびすけ | 2009年2月25日 (水) 10:29
ちょびすけ さま
ラパーチョ・ロサード(=イペー・ロッショ)は、南米原産のノウゼンカズラ科の植物で、樹皮は薬用にも供されていますが、私の研究対象は専ら花木としての利用です。
変異があるというのが、イキモノのイキモノたる所以ですが、このLRはそれがベラボーなのです。花付きひとつにしても、毎年パラパラッとしか咲かない、観賞植物に値しないものから、もう爛漫と開花するものまで色々なのですが、写真で拝見した個体は、その数少ない爛漫型の中でも極致にある……全くの優れものだったので、もう度肝を抜かれたというわけです。
こんな機会を与えてくださって、とても感謝しています。有難うございました。
投稿: lapacho427 | 2009年2月26日 (木) 17:01
>lapacho427さん
極致ですかー!
それはほんとにすごいですね。
県内でも、今回新聞に載るまではそんなに話題になってなかったんですよ・・・。
確かに、黄色のイペーとかはこんなにみっしり花が付いてないですよね。
どうりで、桜と見間違うわけだ~。
貴重なお話伺えてよかったです!
ありがとうございました!
投稿: 住人:ちょびすけ | 2009年2月26日 (木) 18:19
ちょびすけ さん
そうです。まさしく、極致でした。このような“極致”は極めて稀なのですが、同様な例を挙げますと、アルゼンティンでは1本の樹で延々と2ヶ月近く、爛漫と咲き続ける個体に出会い、それこそ腰を抜かさんばかりに驚きました。
その姿がよく似ていますものの(だからこそ、ちょびすけさんは間違われましたが)、「三日見ぬ間のサクラ」で代表されるソメイヨシノとは、大違いなのです。
尤も、並みのラパーチョ・ロサードは、つまりません。ガッカリするのが大半です。ですが膨大な変異の中には、このような優れものが間々あるのです。それに何とか出会えないものかと思い続けていたのですが、そのような貴重な1つが沖縄に厳存しました。ちょびすけさんの写真に出会えたときの喜び。お判りいただけるでしょうか。それはもう大感激そのものでした。
07年3月中旬、貴地を訪れました。丁度ラパーチョ・アマリージョ(イッペー・アマレーロ)が満開で、その美しさを堪能しましたが、しかし細かく見ると、私の目からは玉石混淆でした。それで沖縄の方々に、開花特性最高の個体を探し出してください、そしてそれを挿木や接木で増やして公園や街路にその一大集団を作り、爆発的な景観を創造する……沖縄の観光に寄与できませんか、と申し上げてきました。
これは単にラパーチョだけではなく、ジャカランダ、トックリキワタ、ホウオウボク、ゴールデンシャワー、カエンボクなど、など、沖縄に見られる多くの花木に共通する問題なのです。私の目から見たら、沖縄の方々は、凄い宝を持っていらっしゃる。ですが、それを活かして使っていらっしゃるかどうか…!?
突然迷い込みましたが、そんな目で身近な花木を眺めておいては下さいませんか。これには多くの目の助けが必要なのです。皆さんの注意を喚起すべく、以上のような愚見を、琉球新報に書いてみようかな、とも思っているところです。
投稿: lapacho427 | 2009年2月27日 (金) 14:35
>lapacho427さん
確かに、街路樹もガジュマルが多いので
○○並木的なものは少ないですね~。
ここのお宅にはブーゲンビリアがそこかしこにありますが。
あ、でも最近の新しい道には黄色いイッペーや
トックリキワタが植わっていて、車窓から結構楽しませてもらっています。
返還された土地なども、無機質な感じではなく
沖縄ならではの植栽を存分に取り入れてもらえるといいですね。
投稿: 住人:ちょびすけ | 2009年2月27日 (金) 15:33
うぁ~、ほんとうに見事なイッペー(学名:タベブイア Tabebuia)の花ですね!!!
でもこの花木はモモイロノウゼン=タベブイア・ロセア Tabebuia roseaというよりも、タベブイア・インペティギノーサ Tabebuia impetiginosa のような気がするのですが・・・・。
この二つのタベブイアの見分け方は、どちらも5枚の葉が掌状(掌状複葉)になっていますが、(1)タベブイア・ロセア(Tabebuia rosea、モモイロノウゼン)の葉の縁は滑らかなのに対して (2)タベブイア・インペティギノーサ(Tabebuia impetiginosa)の葉の縁は浅いノコギリのようなギザギザがあります。 もし機会がありましたら、葉を確認していただけますか?
宜しくお願いいたします。
投稿: すみれ | 2009年4月19日 (日) 05:44
>すみれさん
コメントありがとうございます。
すみれさんもお詳しいのですねー!
いやはや、今まで桜と勘違いしてたくらいなんですが、同じタベブイアというのでも葉っぱで種類が異なるのですね。
なかなかこのあたりを徒歩で通ることがないのですが、機会があったら確認してみます~。
投稿: 住人:ちょびすけ | 2009年4月19日 (日) 12:10
この沖縄県浦添市勢理客4丁目19-7のスバル前のピンクのイッペーは、タベブイア・ロセア(モモイロノウゼン)ではなく、タベブイア・インペティギノーサ(Tabebuia impetiginosa) ですね。
T. impetiginosa は、メキシコ北部~アルゼンチン北部の亜熱帯~熱帯アメリカに分布します。
花色は濃いピンク~薄いピンク、白で、喉元の部分が黄色で変化に富んだ色彩です。 またタベブイア・インペティギノーサは花付きのよいものは、花が房状に咲いて写真のようにとても豪華に見えます。
投稿: anon | 2011年12月24日 (土) 22:59
> anon さん
コメントありがとうございます。
モモイロノウゼンじゃないのですか・・・。
このお花を研究されている方がいっぱいいるんですね~。
もう沖縄から東京に帰ってきてしまったので、見れなくて残念です。
投稿: 住人:ちょびすけ | 2011年12月25日 (日) 00:13